吉日の選び方 入門ガイド
六曜(ろくよう)は、中国で生まれた暦注の一つで、日本では江戸時代から広く使われてきました。1日ごとに「大安」「友引」「先勝」「先負」「赤口」「仏滅」の6種類が順番に巡り、その日の吉凶を示します。
開運カレンダーは、この六曜をカレンダー形式で表示し、結婚・契約・引っ越し・開店など、大切な日の吉日選びの参考にできるツールです。縁起を担ぎたいときや、スケジュールの目安として活用してみてください。
六曜の4つの使い道
六曜は中国の三国志時代(3世紀頃)に生まれたとされる暦注で、もともとは諸葛孔明が戦の吉凶を占うために考案したという伝承もあります。その後、鎌倉時代末期から室町時代にかけて日本に伝わり、江戸時代末期から明治にかけて庶民の間に広まりました。
興味深いのは、六曜は「曜日」ではなく「旧暦の日」に基づいて巡っていること。旧暦1月1日は必ず「先勝」から始まり、以下の順で6日ごとに循環します。
基本の順番
先勝 → 友引 → 先負 → 仏滅 → 大安 → 赤口
※ 旧暦の月替わりでリセットされ、各月の1日は決まった六曜から始まります(1月と7月=先勝、2月と8月=友引、3月と9月=先負、4月と10月=仏滅、5月と11月=大安、6月と12月=赤口)。
現代のカレンダーでは新暦(太陽暦)に六曜が並ぶため、一見するとランダムに見えますが、旧暦で追うと規則的に巡っています。明治以降、政府は一度「迷信」として六曜の使用を禁じましたが、庶民の間では根強く残り、現代まで使われ続けています。
六曜それぞれの読み方・由来・時間帯の吉凶・具体的に向いている行動/避けたい行動・現代的な付き合い方を詳しく紹介します。
📜 由来
「大いに安し(おおいにやすし)」の意。六曜の中で最も縁起が良い日とされる。
✨ 概要
六曜の王様。万事に良しとされ、特に「始めること」「節目のイベント」に最も好まれる日です。
🕐 時間帯の吉凶
朝から夜まで一日を通して吉。時間帯の制約はなく、いつ何をしても良いとされます。
✅ 向いている行動
🏮 伝統的な扱い方
結婚式場が最も混雑する日で、予約が取りづらく料金も高めに設定されやすいです。契約書の調印や大きな買い物は大安を選ぶ風習が根強く残っています。
🌱 現代的な付き合い方
大安にこだわりすぎると費用が上がるため、大切な節目だけ大安を選び、細かな予定は他の日に分散させるのが賢い使い方。「今日は大安だから」と小さな一歩を踏み出すきっかけに使うのもおすすめです。
📜 由来
「共引き」から派生し、「友を引く」と解釈されるようになった。元は「勝負なし・引き分け」の日。
✨ 概要
「友を引く」という字面から、慶事では友を幸せに巻き込む吉日、弔事では友を冥土に引き込む凶日とされます。
🕐 時間帯の吉凶
朝と夕方〜夜が吉とされ、正午前後の2時間ほどは避けるのが伝統的。現代の慶事は午前中か夕方に行われることが多いです。
✅ 向いている行動
⚠️ 避けたい行動
🏮 伝統的な扱い方
全国の多くの火葬場が友引を定休日にしています。葬儀を避ける習慣が強く残っている日です。一方で、結婚式では「友にも幸せを引き寄せる」という前向きな解釈で人気があります。
🌱 現代的な付き合い方
弔事を友引に行うことは現代でも避けるのが一般的。慶事は「友達を呼びたくなる日」として、ホームパーティや同窓会にも向いています。
📜 由来
「先んずれば即ち勝つ」の意。急ぎ事・先手を打つ行動に良いとされる日。
✨ 概要
午前中に物事を片付ければ吉を得られる日。「早起きは三文の徳」を地で行く日です。
🕐 時間帯の吉凶
午前中の早い時間帯ほど吉。正午12時を過ぎると運気が下がり、14時以降は明確に凶となります。
✅ 向いている行動
⚠️ 避けたい行動
🏮 伝統的な扱い方
「急ぎ事に吉」と昔から言われ、訴訟や先手を打つ交渉事に選ばれてきました。朝一番に動くのが最大の開運行動です。
🌱 現代的な付き合い方
朝型のスケジュールが自然に吉に繋がる日。先勝の日は、重要なメール返信や交渉を午前中に済ませて、午後はゆっくり過ごすのが理想的。
📜 由来
「先んずれば即ち負ける」の意。急いで行動すると裏目に出やすい日とされる。
✨ 概要
先勝の逆の日。急がず、静かに、午後からゆっくり動き出すのが吉。
🕐 時間帯の吉凶
午前中は静かに過ごし、午後から本格始動するのが良い日。平静・冷静を保つのが開運の鍵です。
✅ 向いている行動
⚠️ 避けたい行動
🏮 伝統的な扱い方
「平静を保てば吉、急げば凶」というのが先負の鉄則。午前中に大きな決断をすると後悔しやすいため、一息ついて午後に回すのが賢明です。
🌱 現代的な付き合い方
先負の日は「急がない」をテーマに。朝の通勤・通学は普段より余裕を持って出発し、午前中はルーティン作業に集中、午後から本格的な企画や交渉を。
📜 由来
陰陽道の「赤口神(しゃっこうじん)」という凶神が支配する日に由来。赤=火・血を連想させる日。
✨ 概要
正午の前後1時間だけが吉で、それ以外は凶。特に火の元や刃物に注意する日。
🕐 時間帯の吉凶
11時〜13時の2時間だけがわずかに吉。それ以外の時間帯は凶。特に朝と夕方は要注意の日です。
✅ 向いている行動
⚠️ 避けたい行動
🏮 伝統的な扱い方
「赤」という字から連想されるように、火事・流血・事故を避ける日とされてきました。古くは戦場での戦闘を避ける日とも言われます。
🌱 現代的な付き合い方
過度に恐れる必要はありませんが、運転中の注意、料理中の火の元、DIYでの刃物の扱いなど、「普段気をつけること」をいつもより丁寧に意識すると良い日です。
📜 由来
「仏も滅する」の意(仏教とは本来無関係の造語)。元々は「物滅」と書き「物事がいったん滅して新しく始まる日」の意だった。
✨ 概要
六曜で最も凶とされる日。ただし「一度滅して新しく始まる」という再生の意味も持つ隠れた開運日。
🕐 時間帯の吉凶
終日凶とされますが、「午後から運気が好転する」という解釈もあり、完全な凶日ではありません。
✅ 向いている行動
⚠️ 避けたい行動
🏮 伝統的な扱い方
結婚式場では「仏滅割引」が設定されていることも多く、縁起を気にしない合理的な選択として活用する人もいます。
🌱 現代的な付き合い方
仏滅を「終わらせる日」「リセットの日」と前向きに捉え直すと、むしろ開運日になります。不要な物を手放す、古い習慣と決別する、別れ話を切り出す——そんなテーマの日として使えます。
六曜は「守らなければいけないルール」ではなく、一日の過ごし方のテーマとして使うのが現代的な楽しみ方です。3つのポイントに絞って紹介します。
① 大きな決断の日取り決めに使う
結婚・引っ越し・契約など、人生の節目となる決断の日取りに使います。「大安を選んだ」という事実が、関わる人全員の気持ちを前向きにし、その後のトラブルが起きた時に「日取りのせい」と思わずに済む心理的効果があります。
② 一日の時間配分のヒントに使う
先勝の日は午前中に大事な用事を片付ける、先負の日は午後から本腰を入れる——など、時間帯の吉凶を生活リズムのガイドとして使う方法。朝型・夜型の目安にもなります。
③ 現代的な「気分のテーマ」として使う
大安=「新しいことを始めよう」、仏滅=「不要なものを手放そう」、赤口=「火の元に気をつけよう」——といったふうに、各日のテーマとして緩く取り入れる使い方。小さな意識の切り替えに使うと日常が豊かになります。
主要なイベントごとに、選ばれやすい六曜と避けられがちな六曜をまとめました。
| イベント | ◎ おすすめ | ✕ 避けたい |
|---|---|---|
| 結婚式・入籍 | 大安・友引 | 仏滅・赤口 |
| 引越し | 大安・友引 | 仏滅・赤口 |
| 契約・調印 | 大安・先勝(午前) | 仏滅 |
| 開業・開店 | 大安・友引 | 仏滅・赤口 |
| 納車 | 大安・友引・先勝(午前) | 仏滅・赤口 |
| お宮参り・七五三 | 大安・友引・先勝 | 仏滅 |
| 葬儀・告別式 | 先勝・先負・大安・仏滅 | 友引(絶対避ける) |
| お通夜 | 曜日不問 | (友引は翌日の葬儀に注意) |
| 断捨離・大掃除 | 仏滅(手放しに吉) | — |
| 交渉・勝負事 | 先勝(午前) | 先負(午前) |
💡 六曜と上手に付き合うコツ
六曜は「絶対」ではなく「一つの目安」。仕事や家族の都合が最優先で、六曜は補助的に使うのが現代的な付き合い方です。結婚式場の空き日程や、会社の休日と合わせて考えましょう。
Q. 六曜は科学的に根拠がありますか?
六曜は中国発祥の暦注の一つで、古くから日本で親しまれてきました。科学的な根拠はありませんが、大切な日に「縁起を担ぐ」という心理的効果や、スケジュールの目安として多くの方に活用されています。
Q. 結婚式は大安がいいですか?
大安は「万事に良い日」とされ、結婚式に選ばれることが多いです。ただし、会場の空き状況やご家族の都合も大切です。六曜はあくまで参考として、無理のない日程選びを。
Q. 友引に葬儀を避けるのはなぜ?
友引は「友を引く」という意味から、弔事を行うと「友(縁者)を冥土に引き寄せる」とされ、避ける習慣があります。火葬場の休業日にもなっていることが多いです。お通夜は翌日の葬儀が友引にあたる場合に注意してください。
Q. 仏滅は本当に何もしてはいけない日?
仏滅は「万事に凶」とされますが、現代では気にしない方も増えています。急ぎの用事や、すでに決まっている予定は問題ありません。また、仏滅は「物事をいったん滅して新しく始める日」という意味もあり、断捨離・大掃除・悪習慣の断ち切りには吉とされる解釈もあります。
Q. 先勝・先負の「午前・午後」の境界は?
一般的に正午(12時)を境にします。先勝は午前中に、先負は午後に用事を済ませると良いとされています。諸説ありますが、「14時以降」を目安に後半戦とする解釈が現代では主流です。
Q. 赤口はどんな日ですか?
赤口(しゃっこう)は、陰陽道の凶神「赤口神」が支配する日とされ、正午前後(11時〜13時)のみ吉で、それ以外は凶とされます。「赤」の字から火の元・刃物・血(事故)を連想させるため、運転や料理、刃物を使う作業は普段より慎重に。
Q. 六曜の順番はどうして決まる?
六曜は旧暦の日付に基づいて巡ります。旧暦1月1日は必ず先勝で、先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順で循環します。新暦のカレンダーで見るとランダムに見えるのは、旧暦の月替わりで順番がリセットされるためです。
Q. 仏滅に結婚式を挙げる人はいますか?
います。六曜にこだわらない方や、「仏滅割引」を活用してコストを抑えたい方が選ぶことも多いです。また、最近は「二人の記念日に合わせたい」という理由で仏滅を選ぶカップルも増えています。周囲の理解が得られるなら、自分たちの価値観で選んで大丈夫です。
Q. 六曜と他の暦注(九星・十二直)の違いは?
六曜は6種類が巡る最もシンプルな暦注で、一般の方にも覚えやすいため普及しました。九星気学は9種類、十二直は12種類、二十八宿は28種類と、より複雑で細かい暦注もあります。六曜は入り口として使い、興味が深まったら他の暦注も調べてみると面白いです。
Q. 赤口の日、普段通りに過ごして大丈夫?
問題ありません。赤口は「火の元・刃物・交通事故に普段より注意する日」と捉えれば、むしろ日常の安全意識を高めるきっかけになります。重要な契約や祝い事は避けるのが無難ですが、通常の仕事・家事・学業は特に制限する必要はありません。
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